5月の特集『ここ最近の文学賞受賞作品』

芥川賞・直木賞・本屋大賞など、
文学賞には多くの賞や受賞作があります。
読みそびれた作品や、
もう一度読みたい作品はありませんか?

『蜜蜂と遠雷』(恩田陸著 / 幻冬舎)
 

2016年下半期の第156回直木賞、2017年第14回本屋大賞。

養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年、かつての天才少女、サラリーマン…。

ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、音楽を描いた青春群像小説。

『かか』(宇佐見りん著 / 河出書房新社)


 2019年第56回文藝賞、2020年第33回三島由紀夫賞。

19歳の浪人生の大好きな母親=かかは、離婚を機に徐々に心を病んでいった。

自分を縛るすべてが恨めしい浪人生は、ある無謀な祈りを抱え、熊野へと旅立つ。

『あの家に暮らす四人の女』(三浦しをん著 / 中央公論新社)
 

2015年第32回織田作之助賞。

謎の老人の活躍としくじり。ストーカー男の闖入。いつしか重なりあう生者と死者の声。古びた洋館に住む女四人の日常は、今日も豊かでかしましい。

現代版「細雪」。
 

ここで紹介した本のほかにも、たくさん取り揃えています。
特集コーナーは、「本のみち」つきあたりの「知識の広場」にあります。

 

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