最近よく耳にするあの人。長く読み継がれてきたあの作家。 それぞれのデビュー作を読んだことがありますか? 彼らが初めて生み出した作品を読んでみませんか?
『背の眼』(道尾秀介著/幻冬舎)
著者は、本作で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞(2004年)を受賞し、小説家デビュー。ほかにも数々の受賞作あり。作家・道尾秀介と霊現象を探求する友人が主人公のホラーシリーズの原点がここに。
『冷たい校舎の時は止まる』(辻村深月著/講談社) 著者が働きながら執筆した本作。第31回メフィスト賞(2004年)受賞作で、高校3年生の冬が舞台の学園ミステリー。青春ミステリーの名手と呼ばれる辻村作品ならではのさわやかな読後感が本作でも感じられます。
『空飛ぶ馬』(北村薫著/東京創元社) 覆面作家として1989年に上梓した著者のデビュー作で、女子大生と噺家桜亭円紫シリーズの第1作。本格推理の面白さと小説の醍醐味が味わえます。短編がたくさん詰まった1冊をお楽しみください。
ここで紹介した本のほかにも、たくさん取り揃えています。 特集コーナーは、「本のみち」つきあたりの「知識の広場」にあります。
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